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(約12分)
前回に引き続き、名著・ロングセラー『愛するということ』(エーリッヒ・フロム)を紹介します。
前回は、愛はどこからくるのか、でしたが、今回は愛はどこからはじまるのか、です。そして、今からでもはじめるヒントに。
【補足】
- 愛された経験には、3つの可能性があるようです。(1)3歳頃までのアタッチメント(抱っこ等によって皮膚から与えられたもの)、15歳頃までの養育環境、(3)セラピー的アプローチによるもの。
- 愛を感じとる能力は、オキシトシン等の脳内ホルモンにも関係しています。それの分泌量は、赤ちゃん・幼少期の影響を受けます。
- 愛を感じとる能力が、コップに半分の水を見たときに「半分ない」と思うのではなく、「半分ある」と思うようになるレッスンだとすると、コップに溢れるほどの水が注がれた経験が「半分ある」を導き、枯渇した経験が「半分ない」を導くと喩えることができそうです。
- 「この土地に薬草が育たないのは、土壌が乾燥しているからです」と女神は言った。ある者は諦める理由を見い出し、ある者は水路を作る理由を見い出した。
【文献】
- 子供の「脳」は肌にある By 山口 創 (赤ちゃん/幼少期に皮膚から得るものの大切さについて)
語り手: 心理療法セラピスト 上野貢潤
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